からだが硬い

からだって、すぐに硬くなりますね。

やはり1日の内はじめてヨーガをするときなど、からだの堅さを痛感し、痛くもあります。よく、私は痛みは感じなくてらくらくとしているように思われるのですが、そんなことはありません。結構痛いんです。でもその後の解放感、before and after の違いがはっきりと感じられるので、痛さを受け入れられるのです。

ヨーガを始めると、からだの変化に敏感になります。今まではぼやーっと「自分はからだが堅い」、「肩こりが辛い」と思っていた方でも、血行が良くなり、柔軟性も少しずつでてきます。そうすると、1日のからだの変化もよく分かるようになります。または、どうしてこうすぐに硬くなるのかとも感じるように。身体感覚がかなり敏感になるのです。さらには、今までは感じたこともない指先の微妙な感覚が冴えてきます。

そして、腰が痛い、肩が凝ったなど、なんとなく肩を揉んでみたり腰を叩いてみたりしていた自分が、はっきりと腰を伸ばしたい、ねじりたいなど具体的な仕方が分かるようになったりします。

こういう感覚は大切です。からだの生理的欲求というか、自然とからだが望む声が分かるようになるのですから。特に節々といわれるからだのつなぎ目部分、足首、ひざ、股関節、腰、肩、ひじ、手首など、からだが望んでいることが分かるようになります。

からだの望んでいる声や、こころの底の本当の自分の声が聞こえる。頭で考えていたこととは別の真のなにかが分かるかも知れません。

根の掃除

去年から蓮を育てています。去年は葉が伸びただけで、咲くことはありませんでした。全くの初心者が取扱いはじめたので無理もないことです。

蓮の種類は埼玉県で見つかった「古代蓮」。2000年以上前にさきたま古墳一体で群生していた古代の蓮です。それが地中を掘り返していて偶然見つかって、大切に増やされていった種類のものです。2000年前のままの姿をとどめているって、すごい時間の含みを感じます。

蓮は毎年古い根の掃除が必要と聞き、狭い鉢の中でひしめき合っている古い根を一掃しました。土をこねて気の通りをよくする一連の作業をしました。ひと月ほどして、新たに芽が伸び上がっているのを見つけました。おそらく、これが浮き葉になるんだろうと思います。そして立ち葉がでてつぼみ、開花というようになるはずです。

根を掃除していて感じたことですが、なるほどこんなに狭い中であちこちに伸びた根がひしめき合っていては気の流れも滞るはずです。花なんて咲くはずもありません。鉢植えを大地に降ろしたとたんに急に成長するようになる、よく聞く話です。

ヨーガでも気の流れが極めて大切。外的なものばかりでなく、自分でつくりだすストレスでいのちは窮屈に苦しんでいます。それを解き放ち、のびのびとさせてやることはとても大切なこと。

枝葉の茂りと同等以上に土の中では根が広がっているといいます。上に伸びるためには、下にも伸びないとダメなんですね。私たちは目の前のことや上の方向のことばかりに意識が行きがちです。そんなときほど、下や裏側、目に見えない礎となる部分を大事にしないと!

蓮の根の掃除をして土をこねていて、そんなことを感じました。
蓮も喜んでくれていることでしょう。

日本ヨーガ光麗会のオフィシャルサイトがリニューアルされました。

雄弘ヨーガに一層親しんでいただき、より分かりやすくするために、この度、オフィシャルサイトの全面改定を行いました。
ブログサイト http://www.yukoyogayogin.com/とあわせてご活用ください。
今後とも、日本ヨーガ光麗会・雄弘ヨーガを宜しく御願いします。

雪が解けると何になる?

「雪が解けると何になる?」

先生からの質問に児童が答えました。
みんな大きな声を揃えて、満面の笑みをたたえて、

「雪が解けると、、、、
      水になる。」

それはとても普通の、そして至極当然の正しい答えでした。そんななかで、ただ一人特別な答えをしたこどもがいたそうです。

「雪が解けると、、、、
      春になる。」

なんと文学的なんだろうと、先生は多いに感動したそうです。
こういう感性は大切にしたいですね。
対して先の答えは、ある意味で科学的。
理科の答えならこれが正しいし、「春」といえば間違いかもしれない。

でも、人間のこころは非合理的で論理だけでは動かないもの。
「春になる!」があまりに感動的だったので、多いに期待して同僚に同じ質問をすると、

「雪が解けると、、、、、?
      足元が濡れて嫌ですね〜」

あまりも現実的、夢のない返事にがっかり。こころのゆたかさは、失いたくないなあと、ひしひしと思ったそうです。

三寒四温のなか、明日は、全国的に気温が高くなり、4月中旬の暖かさだそう。
春があちこちに見えてくるはずです。

「春になる」といえる感性を大切にしたいものですね。

おなかを鍛えていますか?

おなかを鍛えていますか?
といっても、もちろん腹筋のことではありません。
こわしやすいお腹を丈夫にする、という意味でもありません。

ここでいうおなかは、生命力というかいのちの太さともいえる「おなか」のことです。「ハラ」ともいうし「腰」とも表現されます。

先日、女学生が浜辺で発声練習をしているシーンをテレビで見ました。まさしくおなかから声が出ていて、すごく迫力のある、生命力に満ちた声でした。それ以上に見入ったのは、激しく動く女学生のおなかです。これはまさに、カパーラバーティ浄化呼吸法そのもの。

古来、おなかはインドではチャクラ、中国では氣海丹田とおなかを大切にしてきた伝統、歴史があります。日本でも「ハラの文化」が栄えました。

おなかにあたるチャクラはスヴァアディシュターナ、これは、「おのれの根拠となる処」という意味だし、丹田は「不老長寿の妙薬”丹”を養う田んぼ」であるし、ハラは「からだの中心、こころ」を意味していました。ハラを割ることで人との信頼関係も構築できるのです(※下の写真は、朱色の6花弁の蓮華で表されるスヴァアディシュターナ・チャクラ)。

日本ではハラに力が入りやすく、意識しやすくするために、帯でしっかりと締めることをやってきました。私たちの先祖は、おなか、ハラ、丹田を大切にしてきたのです。

腹筋を鍛える意識はあっても、お腹を鍛える意識は薄いのではないでしょうか。もう一度、おなか、ハラ、丹田に意識を向けて見ましょう。

腹式丹田呼吸で下腹部をしっかりと意識する。
カパーラバーティ浄化呼吸法で下腹部に強烈に気を込める。
教典を読誦する際には、しっかりとハラから声を出す。

こうした日々の積み重ねで、こころとからだの芯が定まる、つまり、ハラが据わり、声も口からではなくおなかの底からでるようになって、呼吸も深くなります。腹筋も鍛えられるし、こわしやすいお腹も丈夫になる。腰も落ち着いて心も安定す。これらすべてを含むのがおなかなのです。そして、地に足の着いた安定感が出てくるに違いありません。

雄弘瑜伽大学 開講

新年度より、ヨーガの知行合一をめざした、雄弘瑜伽大学を開講する運びとなりました。
サンスクリットやインド思想などの座学部門と実践的なヨーガのしくみを一日かけて学びます。
指導者には、指導上必須なものとなりますが、指導者でなくても、
熱意のある方はどなたでも参加できます。
普段の研修会ではまかないきれない、ヨーガの大切な要素を学ぶ場としたいと思います。
日時:4月28日(日) 10時~16時(昼は軽食を含む) ※年数回の開講を予定
会場:名古屋市内大須 万松寺 2階和室
会場の詳細はこちらへ→万松寺地図

※出席を希望する方は、会費とともに支部長までお申し出ください。
〆切は3月31日(日)です。
※昼は軽食のおにぎりを用意しています。飲物その他は、ご持参ください。
○ 題字は真言宗御室派の大僧正・周藤苔仙上人

「公開すこやか長寿」9年間のまとめ


全国各地を訪ねて、健康長寿、介護予防のために家庭で手軽にできる運動や健康法などをお伝えする、NHK教育テレビの番組「福祉ネットワーク 公開すこやか長寿」。2012年度からは「ハートネットTV」と番組名が変わりましたが、2004年から9年間毎年お世話になりました。
ネット上にデータが残ってないものもありますが、まとめてみました。

2004年度・和歌山県貴志川町
公開すこやか長寿 「高齢者のためのヨーガ健康法」
本放送 2004年11月24日(水)
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/arch/wed/41124.html

2005年度・東京都中野区 ZERO小ホール
公開すこやか長寿 「高齢者にやさしいヨーガ健康法」
本放送 2006年2月23日(木)
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/arch/thu/60223.html

2006年度・京都府南丹市 南丹市園部公民館
公開すこやか長寿 「正しく歩くためのヨーガと呼吸法」
本放送 2006年9月21日(木)
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/arch_new/thu/60921.html
http://www.city.nantan.kyoto.jp/www/resource/kouhou/kouhounantan/pdf/2006_09/21.pdf

2007年度・岐阜県中津川市 中津川文化会館ホール
公開すこやか長寿 「ふたりでヨーガ」
本放送 10月18日(木) 20:00~20:29
http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/press/wp-content/uploads/2007/08/nhksukoyakachoujuboshuu_2007_0806.pdf

2008年度・山梨県北杜市 須玉農村総合交流ターミナル・ふれあい館
公開すこやか長寿 「ヨーガで若さを保つ」
本放送 2008年7月17日(木) 再放送:7月24日(木)
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/info/0807/80717.html
http://www.npwo.or.jp/report/2008/post_30.html

2009年度・石川県珠洲市 飯田町 「ラポルトすず」
公開すこやか長寿 「心と身体を元気にする簡単ヨーガ」
本放送 2009年7月16日(木) 再放送:7月23日(木)
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/info/0907/90716.html
http://www.npwo.or.jp/report/2009/post_50.html

2010年度・群馬県太田市 本町薮塚文化ホール
公開すこやか長寿 「血行を改善してみずみずしい体に -簡単ヨーガ-」
本放送 2010年5月20日(木) 再放送:5月27日(木)
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/info/1005/100520.html

2011年度・広島県三原市 三原市芸術文化センター(ポポロ)
公開すこやか長寿 「ヨーガから学ぶ“しなやかな立ち姿勢”」
本放送 2011年4月14日(木) 再放送:4月21日(木)
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/info/1104/110414.html

2012年度・長野県飯島町 飯島町文化館
ハートネットTV 公開すこやか長寿 「簡単ヨーガでいきいき健康づくり」
本放送 2012年06月07日(木) 20:00~20:29
http://www.ent-mabui.jp/schedule/7387
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2012-06/07.html

博多(天神)で雄弘ヨーガの初級講座を開講します

下記日程で雄弘ヨーガの初級講座を開講します。
是非、腹式丹田呼吸によるゆったりとした呼吸を体験してください。
初心者大歓迎です。

 

 

 

 

 

 

 
・3月16日(土) 植田琢講師
・4月6日(土) 番場裕之会長
・5月11日(土) 植田琢講師

時間 13:30-15:00(終了後に質疑時間を設定しています)
場所 アクロス福岡 第2練習室 (地下鉄天神駅から徒歩3分)
行き方はここをクリックしてください。
会費  2,000円(各会とも。初回は1000円)

持ち物 動きやすい服装、バスタオルかヨーガマットなど
申込・問合せ 植田琢(日本ヨーガ光麗会)
電話 090-3657-9410
メール osaka-ueda@yoga-korei.org

日本の伝統

町中には画像のような「大売り出し」「石油」などの宣伝旗があちこちに見受けられます。あまりに見慣れているので何とも思いませんが、実はこれ、かなり古い日本の伝統なんです。

下の画像は、戦国時代の1570年に姉川付近(滋賀県)で行われた合戦をあらわした「姉川合戦図屏風」の一部ですが、「厭離穢土」「欣求浄土」と記されたのぼり旗が見られます。これは徳川家康の旗印ですが、これは、源信が985年に、浄土教の立場で著した書籍、『往生要集』にその典拠を見ることができる仏教的なものです。

また、武田信玄の有名な風林火山、「其疾如風,其徐如林,侵掠如火,不動如山」がありますが、こちらは兵法書『孫子』に典拠があるところから見て、その真逆な指向性間違いにも興味を引きます。このように、のぼり旗はその使われ方は変わっても、戦国時代以来の慣習を続けているのです。

また、呼吸をその心とともに大事にしてきたのも、また日本の伝統です。
わが国で、呼吸についての最初の記述があるのは古代の歴史書『日本書紀』(720年)です。もちろんこの時代に統御法としての呼吸の仕方が発達していたとは考えられませんが、呼吸が何らかの興味の対象となっていたことは事実です。

以来、密教や禅を経由して、インド的修養法に起源をもつ呼吸の実践が続けられてきたのです。我々日本人は、ヨーガや気功法などを実践していなくても、呼吸法という言葉は、日本人の心の底に深く入り込んでいますし、呼吸や息づかいを使った、「気が合う」「気に入る」「気が抜ける」などのことばも多く使われてきました。

日本人は、古来より呼吸・息を大事にしてきて今に至っているのです。戦国武将があげた旗印が今に息づくように、呼吸法は日本の伝統といえますね。
古来より続く日本の伝統が、形を変えてあちこちに息づいている。とても素晴らしいことだと思うんです。