根の掃除

去年から蓮を育てています。去年は葉が伸びただけで、咲くことはありませんでした。全くの初心者が取扱いはじめたので無理もないことです。

蓮の種類は埼玉県で見つかった「古代蓮」。2000年以上前にさきたま古墳一体で群生していた古代の蓮です。それが地中を掘り返していて偶然見つかって、大切に増やされていった種類のものです。2000年前のままの姿をとどめているって、すごい時間の含みを感じます。

蓮は毎年古い根の掃除が必要と聞き、狭い鉢の中でひしめき合っている古い根を一掃しました。土をこねて気の通りをよくする一連の作業をしました。ひと月ほどして、新たに芽が伸び上がっているのを見つけました。おそらく、これが浮き葉になるんだろうと思います。そして立ち葉がでてつぼみ、開花というようになるはずです。

根を掃除していて感じたことですが、なるほどこんなに狭い中であちこちに伸びた根がひしめき合っていては気の流れも滞るはずです。花なんて咲くはずもありません。鉢植えを大地に降ろしたとたんに急に成長するようになる、よく聞く話です。

ヨーガでも気の流れが極めて大切。外的なものばかりでなく、自分でつくりだすストレスでいのちは窮屈に苦しんでいます。それを解き放ち、のびのびとさせてやることはとても大切なこと。

枝葉の茂りと同等以上に土の中では根が広がっているといいます。上に伸びるためには、下にも伸びないとダメなんですね。私たちは目の前のことや上の方向のことばかりに意識が行きがちです。そんなときほど、下や裏側、目に見えない礎となる部分を大事にしないと!

蓮の根の掃除をして土をこねていて、そんなことを感じました。
蓮も喜んでくれていることでしょう。