日本ヨーガ光麗会会長。'66年京都生まれ。幼少の頃より、故佐保田鶴治師(大阪大学名誉教授:インド学)と父・番場一雄師に師事しヨーガの実践指導を受け、「雄弘ヨーガ」を、人々の健康と真の幸福のために、各地の研修会場で実践指導を行っている。 プロフィールを見る
「日本ヨーガ光麗会」およぴ「雄弘ヨーガ」の題字は、真言宗御室派の大僧正・周藤苔仙上人によるものです。
私たち日本人には日本人にふさわしいヨーガの形があります。現在のヨーガは、私たちを育んだ環境や伝統、文化のうえにあるからです。日本の伝統的な作法には、動きに気品を感じるような繊細さ、美しさがあります。雄弘ヨーガは、そうした伝統に則って、呼吸と気、作法を大切にしています。
6世紀の仏教伝来より約1500年間のなかで、庶民の救済の術として力を帯びてくる鎌倉時代に至って、仏教はしっかりと地に根ざしたものとなりました。それを原点として、日本の禅文化、茶道、華道のような伝統文化が築き上げられています。そして現代のヨーガも、この歴史の上に築かれています。つまり、伝統的な仏教や日本文化の中で、ヨーガ的なものが、脈々と生き続けてきたといえます。
インドのヨーガはインド的感性によって形作られていますし、近年日本に伝来してきた欧米経由のヨーガは少なからず欧米的な感性が含まれています。このように、私たち日本人がヨーガに触れる場合は、その中に、日本の伝統、つまり、歴史が育んだ日本的なものを多く包含しているのです。
雄弘ヨーガでは、呼吸と気、作法に代表される「日本的なるもの」の基盤の上にある、純日本的な要素を大切にし
たヨーガのありかたを目指しています。
雄弘ヨーガは原典研究と実践検証、そして音楽的波動の賜物
霊性力を養う文化的素地を大切にされた、佐保田鶴治祖師による徹底した文献研究のもと、音楽家でもあった番場一雄師が、音楽的感性と実践検証によって、本来的に人が持ち合ちせている生命鼓動に「ゆらぎの波動」をとりもどす術を見いだされてできあがったのが、雄弘ヨーガです。
また、インド伝統の各種のヨーガを日本的な繊細な感性によって再構築し、日本人固有の時間的感性である「間」とゆらぎのある実践リズムにあわせた、呼吸を中心とした運行
(実践リズム)が特徴です。
簡単な健康法から代替療法、または、予防療法から心の平安、高次元な霊性の顕現までを視野に入れつつも、平易な呼吸法から始められるものとなっています。入門コース、高齢者を中心としたコース、高度なアーサナ(体位)の完成を目指すコースから指導者養成コ
ースまで幅広く対応しています。
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→雄弘ヨーガの実践内容もご覧下さい。
日本ヨーガ光麗会会長。'66年京都生まれ。幼少の頃より、故佐保田鶴治師(大阪大学
名誉教授:インド学)と父・番場一雄師に師事しヨーガの実践指導を受け、「雄弘ヨーガ」
を、人々の健康と真の幸福のために、各地の研修会場で実践指導を行っている。また、ヨーガの理論と実践の融合のために、佐保田鶴治祖師の遺徳にならい、文献研究活動も行っている。
2011年度現在、東洋大学「スポーツ健康科学実技-ヨーガ-」、同インド哲学科「ヨーガ
のこころ」、早稲田大学人間科学部「東洋医学の人間科学」、早稲田大学エクステンション
センター八丁堀校「心と体のヨーガ」「ヨーガで築く心と体の健康」、京都アスニー「雄弘ヨーガ」に出講している。
著書には、『1日5分「簡単ヨーガ」健康法』、『CD付1分間ちょこっとヨーガ健康法』
(講談社)、『5分でスッキリ簡単ヨーガで健康に!』、『心を鍛えるヨーガ』(NHK出版)、『実践「ヨーガ・スートラ」入門』(春秋社)の他、『春秋』(春秋社)、『大法輪』(大法輪閣)等
の寄稿がある。論文には、『ヨーガ行法と「癒し」』、『ゴーラクシャ・シャタカ』試訳(1)
等論文多数。
'91年3月、東洋大学文学研究科博士前期課程修了。「『YogasUtra』における"tapas"について」にて文学修士。
'03年4月に新会長に就任。
'03年8月に菅沼晃先生、ナレーシ・マントリ先生、佐保田文平先生の御後見のもと、「第二代目瑜祗雄弘」を襲名し、「ヨーガの教えを雄大に弘める」という先代の遺志を引き継いでいる。
'92年より早稲田大学人間科学部、井深大寄附講座、ヨーガ実践指導講師。
'95年、東洋大学文学研究科博士課程満期修了。
'98年~、東洋大学インド哲学科、早稲田大学人間科学部非常勤講師。
現在、東洋大学東洋学研究所客員研究員。