インド仏教聖地巡拝と聖地ハリドワール、リシケシの旅

2015インド旅行12015インド旅行22015年3月24日(火)~4月1日(水)までの9日間、「インド仏教聖地巡拝と聖地ハリドワール、リシケシの旅」を予定しています。

「近年、想定外と思われていた天変地異も頻繁になり、日常茶飯事となってきました。
大自然の中での人間はまことに小さい存在で、大きな力に潰されないように、幸をもとめて日々過ごしているところだと思います。
そんな中でこそ「祈り」があるのだと思います。
今回のインド研修旅行では、3年前の際に目的の一つとした震災復興祈願に加え、多くの祈りを仏跡とヨーガの聖地で念じてきたいと思っています。
くしくも、来年8月1日は先代雄弘師の13回忌にあたります。その祈念も一緒に行いたいと思います。」(パンフレット案内文より)

詳細はパンフレットをご覧下さい。

シンポジウム「精神性に与える瞑想の効果」

シンポジウム「精神性に与える瞑想の効果」1

東洋大学・国際哲学研究センターが主催するシンポジウム「精神性に与える瞑想の効果」が、11月29日(土)午後1時から開催されます。

そのなかで、番場会長が「ヨーガ派の瞑想~一境集中への架け橋~」という演題で発表します。
お時間のある方は、是非、御来場ください。

日時:2014年11月29(土) 13時00分~16時00分
場所:東洋大学白山キャンパス8号館7階125記念ホール
主催:国際哲学研究センター
備考:申込不要・聴講無料
シンポジウム「精神性に与える瞑想の効果」2
13時05分 番場裕之(日本ヨーガ光麗会会長)
「ヨーガ派の瞑想~一境集中への架け橋~」
13時45分 蓑輪顕量(東京大学教授)
「上座仏教と大乗仏教の瞑想―その共通性」
14時25分 ケネス田中(武蔵野大学教授、Ircp客員研究員)
「アメリカにおけるマインドフルネス・ブーム―現代社会への影響とその意義」

詳細はこちらをクリック

早稲田祭に当会・秋元講師の出演決定

番場会長が出講している早稲田大学のヨーガの授業。
それと関連して、この度、早稲田大学の学園祭「早稲田祭」で行われる無料ヨーガイベントに
当会公認講師の秋元成大氏が出演することになりました。
テーマは、「ヨ-ガでOFFしたカロリーをアフリカにON!」。
是非、お立ち寄りください。

ヨ-ガでOFFしたカロリーをアフリカにON!

無料ヨガイベント! ヨガForTwo 詳細 2

インドのヨーガⅤ〜日本的感性のヨーガ〜

雄弘色紙画像修正版私がインドのヨーガだと思っていたものが、実は100年程度の歴史であり、古典ハタ・ヨーガと西洋的体操法の混交ということを話してきました。

では、私たちが行っているヨーガはどういうものなのでしょうか?やはり体操なのでしょうか?

結論からいうと、雄弘ヨーガはダイナミックな現代ハタ・ヨーガのアーサナをひとつの手段とした、呼吸を重視した静的な禅ヨーガなのです。それは佐保田鶴治祖師がヨーガ禅と表現されたことと、お寺出身である仏教者でありながら、インド学者、思想家であったということが、自ずとその出自を語っています。

また、これが重要な点なのですが、日本には古来より仏教の伝来に伴うなう内面的(スピリチュアルな)実践がありますが、密教や禅も、本来はインドのヨーガに起源するものです。鎌倉時代以降に民衆に近づいた仏教のお念仏やお題目も元々は古代インドのマントラに由来する実践作法です。

日本人は古来より仏教に触れることによって、精神面をゆたかにし、文化を構築してきたという歴史があります。こういうことから、仏教を通したヨーガ的行法、感性が根付いているともいえます。弓道や茶道にも禅的要素が強く入っていることを考えると、日本人は知らず知らずにヨーガの空気の中にあったといえるでしょう。

また、雄弘ヨーガの創始者である先代雄弘師(番場一雄師)は、先日亡くなられたB.K.S.アイエンガー師とは深い信頼関係にあり、現代ハタ・ヨーガの影響を強く受けてますが、雄弘ヨーガは欧米経由のヨーガではなく、インドからいわば直接的に伝来されたヨーガが基本となっています。

西洋経由のものだと、その影響をより強く受けることになると思いますが、雄弘ヨーガは日本の伝統文化という素地の上に、インドから直接にヨーガを導入してまとめられたものです。

これらを整理すると、雄弘ヨーガとは、①自分を見つめて真の自分の姿を見出し、絶対的な解放を目指すというインドの古典ヨーガ(『ヨーガ・スートラ』のヨーガ)の思想を中心として、②後世の古典ハタ・ヨーガの思想と実践、③さらには、現代ハタ・ヨーガにみられるダイナミックな実践を統合して取り入れて、④日本人の感性に合うように仕上げられた日本的なヨーガだということです。

次回は、雄弘ヨーガの音楽性について記したいと思います。

インドのヨーガⅣ~古典ハタ・ヨーガと西洋的体操法の混交~

Kaivalya Dhama今までのブログで、原始ヨーガから現代ハタ・ヨーガの流れを大まかに見ました。そしてその成立には西洋の体操が関わっていて、歴史も100年程度だということを見てきました。

現代ハタ・ヨーガは、こうしたヨーガの長い歴史のなかにあって、西洋的体操法の要素が加わってできたもので、そこには当時の社会情勢が深く関わっているのです。ヨーガは体操ではない、と思っていた方も多いかと思いますが、東洋の叡智であるヨーガと西洋的体操法の混交によってできたものだったのです。

ヨーガが「インド発祥の、、、」と思っていた方にとっては驚きを隠しきれないと同時に、ある意味、かなりショッキングなことでしょう。この事実を知った時、私もかなりのショックを受けました。でも同時にとてもすっきりとしました。(写真はカイヴァルヤ・ダーマ・ヨーガ研究所の図書館。背後の本棚には、先代の著書がすべて収められています。)

現代ハタ・ヨーガは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、徐々にできあがりました。直接的には、後にカイヴァルヤ・ダーマ・ヨーガ研究所の創始者となるスワーミー・クヴァラヤーナンダ師とクリシュナマチャリヤ師という人たちが別々に創り上げられていったとされています。

時代の要請もあって、強い国家を作るのには強い国民が必要ということで、YMCAなどを通じてヨーロッパの体操法が輸入され、国民教育に使われたのです。それが次第にインドの体操法や古典ハタ・ヨーガの浄化法などと習合されて「ハタ・ヨーガ」の名前で体系だてられたのが「現代ハタ・ヨーガ」です。

私がインドのヨーガに対して持っていた、動作の速さ、アーサナ完成時の拍手、古典文献にアーサナの名称が見出せないなどの疑問の答えはここにあったのです。古典ハタ・ヨーガと西洋的体操法の混交といえば全て辻褄が会います。

では、私たちが行っているヨーガは体操なのか?この辺については、次のブログで、、。

インドのヨーガⅢ~原始ヨーガから現代ハタ・ヨーガ~

前回のブログで、私たちのヨーガは「現代ハタ・ヨーガ」といわれるもので、その歴史はおおよそ100年だとお伝えしました。その話をすすめる前に、ヨーガの大まかな歴史に触れておきましょう。デリー国立博物館 「ヨーガ印章」

ヨーガの原型ができあがったのは、ウパニシャッドにヨーガの記述が見えるようになる紀元前6世紀ころより以前だとされ、これは原始的なヨーガの時代です。ヨーガが生まれる前は、呪いや祈りが中心でしたが、その後にこころの探究をするヨーガがうまれました。ブッダ(覚者)となったお釈迦様も実践された瞑想重視のヨーガの時代です。
(画像はインダス文明の考古学的遺物で、ヨーガの坐をあらわしているといいますが、詳細はよく分かっていません。)

その1000年ほどのちに、古典ヨーガ体系の『ヨーガ・スートラ』が成立します。
さらに、500年ほどの時間をかけて、ゴーラクシャ・ナータが創始された身体技法の発展した古典ハタ・ヨーガの体系がまとまっていきます。
このふたつのヨーガは別種の体系なので、影響を与えあったとはいえ、古典ヨーガが古典ハタ・ヨーガになったというわけではありません。時を隔てて、あらたな別のヨーガが成立したという意味です。

私たちが実践しているヨーガはこのハタ・ヨーガ系なので、その歴史は1000年以上という風に理解されている方も多いようですが、前回お話ししたように、実はもっと新しいもので、その歴史はなんと100年程度なのです。

太陽礼拝の体位に象徴されるアーサナを重視したヨーガは現代ハタ・ヨーガといわれ、全く別の意図の元に体系だてられたものです。ハタ・ヨーガに特徴的なダイナミックな身体技法ですが、その成立には、西洋の体操が関わっているというと、ますます驚かれるでしょう。

続きは次のブログで、、、。

インドのヨーガⅡ~ハタ・ヨーガの歴史~

前回のブログで、ヨーガの来年歴史観になんらかの誤解があった、とお伝えしました。比較的最近発表された内容なので、おそらく、この歴史的事実を知る人は少ないと思います。リシケシの行者

それは、私たちが知っているハタ・ヨーガの歴史についてのことなのですが、皆さんは、ハタ・ヨーガはどれくらい古いものだと思われますか?1000年?2000年?。少し詳しい方なら、10〜11世紀ごろのゴーラクシャ・ナータが創始されたので、おおよそ1000年以上と言われるかもしれません。

それはいわば「古典ハタ・ヨーガ」といわれるものの起源ですが、われわれがいま実践しているハタ・ヨーガは、それに対して「現代ハタ・ヨーガ」といわれるもので、その研究によると、その起源は、おおよそ100年です。

私たちのヨーガの直接の先祖から数えて、わずか100年程度の歴史なの?と驚かれる方も多いことでしょうし、にわかには信じがたいと思います。でも、身体技法であるアーサナを重視したハタ・ヨーガが体系だてられたのは、日本でいう昭和の初期頃です。それに先んじて19世紀後半頃からこの動きが出てきます。オリンピックが始まったのは1896年ですから、大体その頃に現代ハタ・ヨーガの潮流が起こりはじめます。

それ以降のことは、次回のブログで…。

『マンガ ヨーガ健康法』

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インドのヨーガⅠ

インドに行くとほんとうのヨーガを見つけられる、ヨーガを学ぶにはインドが最適だと思われている方も多いと思います。実際、インドでヨーガに触れると大きな発見をすることが沢山あります。なんといっても、ヨーガの故郷ですから当然です。

インドのアシュラムと交流することもあるのですが、そこでアーサナを拝見するととても驚くことがあります。ひとつは動作がかなり速いということ、もうひとつはアーサナの完成を目指す傾向が強く、アーサナが完成した時には拍手する習慣があるということです。

もっとも、すべてのアシュラムがこうだとはいえませんが、比較的こういう風に感じることが多いのです。私はヨーガは身体的な作法を通じて行う内面的な実践だと思っているので、これには正直びっくりしました。

「これがアーサナ完成ですよ」と目配せれ、なんとなく拍手しないといけない?という雰囲気になったこともあります。

ずっと以前から、このふたつには、どうも理解できず、頭のなかはいつも??でした。おそらく、私の知らないなんらかの特別な理由があるのだろうと、長年そう思ってきました。

DSC00234さらに、私たちもよく行う太陽礼拝の体位、ハヌマーンの体位(縦開脚)などは、サンスクリット古典文献には一切記されていません。それも大きな疑問だったのですが、それらの理由が最近になってやっとわかりました。

とてもスッキリしたとともに、その理由にとてもショックを受けたのも事実です。

 

一言でいうと、私が認識していたヨーガの歴史観に誤解があったということです。

この内容については、雄弘瑜伽大学・名古屋(9月7日)、雄弘瑜伽大学・大阪(9月13日)に詳しくお話しします。

次回ブログ(9月15日ころ)でも続きを書きたいと思います。