新年、あけましておめでとうございます。

新年、あけましておめでとうございます。

昨年一年は私自身、雄弘ヨーガの実践によって守られて過ごすことのできた一年でした。本年はこうしたご加護を多くの方と分かち合える年となるように一層、励むつもりです。

「慈悲喜捨」は四無量心といわれ、慈悲喜捨の各想念を念じることによって、自他共に安穏な気持ちを引き起こす瞑想のひとつです。四無量心は仏教の実践として知られますが、『ヨーガ・スートラ』でも、「楽、苦、善行、悪行等を対象とする慈、悲、喜、捨を想念することから心の静澄がある」説かれています(YS1-33)。

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呼吸と身体をフルに使い、そして両者の融合へと導くヨーガの実践は、自ずと集中力を養い、心を穏やかな境地へと導いていきます。その時に幸福感、充足感に包まれるのですが、四無量心の瞑想では、それをそのままにぜず、慈悲喜捨の各無量心を起こして念じる心の実践をいいます。ヨーガの実践で体験した安穏をかみしめて、他へと廻向するともいえるでしょう。

怒りを沈静させ、生類を愍み、その幸福を喜び、すべての人に平等であり、執着しないように心を制御するという四無量心の瞑想は、『ヨーガ・スートラ』では、それによって心の静澄が得ることができると説いています。長い歴史を通じて心の探究をしてきたヨーガならではといえるでしょう。

皆様方に今年一年、皆様方により多くのご加護がありますよう、安穏な気持ちを引き起こして身心の安寧へと導かれますよう祈念しております。
雄弘ヨーガの指導者は全身全霊で指導させて頂いています。

本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

※今回の筆文字は雄弘ヨーガの原点を再確認する意を込めて、先代瑜祗雄弘 番場一雄師のものを使用しています。

              平成二十九年丁酉正月元旦

番場裕之直筆サイン切り貼り作成2015サイト用
 

ヨーガで楽しく頻尿改善!

本日、頻尿と尿もれをテーマにした「快尿!おしっこトラブル 全部解決の5秒ワザ」が放映されてました。みんなの問題を分かりやすく放映されていたので、見逃した方は再放送を是非ご覧下さい。(→ためしてガッテン公式サイト

%e9%a0%bb%e5%b0%bf頻尿の改善に関しては、肛門を締める骨盤底筋体操、つまり「お尻体操」がいいとのこと。頻尿改善については私も10年前に、大鵬薬品とともに「ヨーガで改善!頻尿・尿失禁」を作らせていただきました。(→頻尿.jp 動画
※Windows パソコンでご覧ください。

ヨーガでは肛門を引き締める「ムーラ・バンダ」という実践があります。ヨーガを全身を使って実践すれば自ずと「ムーラ・バンダ」を伴ってやっているのです。その他、「カパーラ・バーティ」という瞬間的に息の出し入れを行う浄化呼吸法でも、お腹の収縮に伴って肛門の収縮も行われているのです。
(कपालभाति カパーラバーティ浄化呼吸法 →YouTube動画

改善したという体験者もたくさんおられるので、効果が楽しみです。
ヨーガで楽しく頻尿改善。是非トライしてみて下さい。

ヨーガとマインドフルネスの関係について

蹴上・無鄰菴20160821 (28-)最近、マインドフルネスという言葉がよく聞かれるようになりました。

以前のブログで、「雄弘ヨーガはマインドフルネス」と表現しました。このあたりをもう少し整理してみましょう。

マインドフルネスの元になった瞑想は、「アーナ・アパーナ・サティ」という呼吸観察法とでもいうものです。観察法であって呼吸をコントロールする呼吸法ではありません。それは仏教の観想法で、ブッダの時代から続く、歴史の長い瞑想の仕方のひとつです。いわば拡張型の観察瞑想とでもいうべきものです。対してヨーガの瞑想法は一点に集中していくもので、いわば集約型の集中瞑想です。

『ヨーガ・スートラ』の瞑想は心一境性という、ひとつの対象に集中していく形のもので、古来よりの瞑想の原型です。この二系統、まったく別物のようにも見えますが、深い関係があります。

ですから、観察瞑想は『ヨーガ・スートラ』の思想には直接的には含まれません。しかし、観察瞑想に相当するものは含まれています。また、ハタ・ヨーガになると事情は変化し、そして、我々が実践する現代ハタ・ヨーガではさらに変化が見られます。

『ヨーガ・スートラ』の瞑想には、念ずる系の瞑想と感じる系の瞑想があります。念ずる系の瞑想とは、「自在神祈念によって三昧が成功する」と説かれるように念による集中であるのに対して、感じる系の瞑想は、ヨーガ行法による身体感覚などによる内部刺激がその対象となります。
蹴上・無鄰菴20160821 (43-)
『ヨーガ・スートラ』にある座や呼吸の身体感覚、呼吸の流れを観ずるプロセスなどがそれで、そこには、一点集中から全体的な観察瞑想まで含まれることが必然となります。我々がアーサナや呼吸法をする際の身体感覚や呼吸への意識の向け方と共通項が見られます。

従って、身体技法的実践がほとんど発展していなかった『ヨーガ・スートラ』の段階では一点集中が主として説かれましたが、積極的な身体技法か開発されるハタ・ヨーガになると、一点集中から全体的な観察瞑想へと瞑想の対象が拡張していきます。

私たちの実践は、その後の時代的変遷によって、あらゆる形の瞑想法があるなかで実践することとなり、さらに多様性を持っています。今や瞑想も多様化の時代を迎えています。

仏教でもヨーガでも、その長い歴史のなかで多様な瞑想体系があり、今に至っています。特に、マインドフルネスといわれる時代になって、そのなかにも多様なものが含まれています。宗教性を除いて医療に活用されるもの、純粋な伝統的な形で実践されるもの、グーグルなどの企業で活用されるパターンのもなど多様で、一様ではありません。
蹴上・無鄰菴20160821 (4-)
そのなかで、あえて「ヨーガはマインドフルネス」と私がいう場合のマインドフルネスは、ヨーガ瞑想の歴史の中での多様性を総括し、且つ広範囲なマインドフルネスの多様性の中での違いを明確にすることからではなく、それらとの共通性を認識し、人類の幸となることを目指す瞑想という意味です。
宗教性を除いて医療に活用されるもの、グーグルなどの企業で活用されるパターンのもという意味ではありません。

日本庭園や日本家屋には禅文化を通じて伝統的にマインドフルネスが染みこんでいます。
日本に於いては、マインドフルネスは日本文化そのものといえます。雄弘ヨーガは日本的
ヨーガなので、自ずと伝統的マインドフルネスが入っているといえます。

雄弘ヨーガは多様性に展開できる柔軟性を持つ、古典に由来する現代的マインドフルネスなヨーガなのです。

※『ヨーガ・スートラ』の瞑想と身体感覚についてはこちらの論文を参照下さい。
「ヨーガ派の瞑想~一境集中への架け橋~」

2016/08/26一部修正

「ふくらはぎが攣る!」の解決法お教えします。

寝ている間にふくらはぎが攣る、こういう方多いんです。「睡眠中に突然攣れて、痛みのあまり飛び起きた」こういう経験ありませんか?

攣らなくても、ふくらはぎが腫れぼったい、血行が悪い、冷えるという方まで入れると、かなり多いはずです。

ふくらはぎは「第2の心臓」といわれます。ふくらはぎには多くの血管がまとまっていて、その伸縮によって血液の流れを補助しているからです。だから、ふくらはぎの使い方が少なくなると、すぐに上記のような症状が現れてきます。

生活様式の変化などで、しなくなっている動きや姿勢がかなり多く、知らず知らずのうちに、充分にふくらはぎを使わなくなっているからです。

「しゃがむ姿勢」もそのひとつ。しゃがめば、アキレス腱とふくらはぎが伸ばされます。「ウォーキングしているから大丈夫!」、と思われるかも知れませんが、ウォーキング程度では、十分な伸縮はもたらされないのが実状です。

そこでお勧めなのがこの実践。ヨーガの体位の中で、アキレス腱とふくらはぎを伸ばすことに特化した、簡単な実践です。実践と言っても特別なものではありませんが、しっかり行うと、「効果抜群!」と大変多くの方から、メールを頂いたり、感想を頂いています。
だまされたと思って、是非やってみてください。

くにたち20160807 (10)【仕方】
1.片脚を前に出して足が床に対して45度以上になるようにする。この時になかなか角度が付かない場合は、後ろ足をもう少し後方に下げて、膝を曲げ、少し腰を落とすようにするとやりやすいです。この設定がかなり重要!

2.膝を曲げた後ろ足を伸ばすようにして、前足を立てていきます。

3.ポイントは前足の膝は曲がらないよう
に伸ばすこと、へっぴり腰になりやすいの
で、骨盤ごと前に押し出すようにします。
くにたち20160807 (3)

4.伸ばすので多少は痛みを感じますが、息を出しながら、ゆっくりとジワーッ行うと大丈夫です。2~3回やってみて、感覚を確認してください。

5.足を掛ける場所は、柱やコンクリートの壁などしっかりしたところの方が安心です。

※ムリせず、足の状態を把握しながら試してみてください。

※写真は「くにたち雄弘ヨーガ」の仲間に協力頂きました。

14回目の祥月命日〜歩々直入〜

image今日は先代瑜祗雄弘師の14回目の祥月命日です。朝からお勤めさせていただきました。

思い返してみると、最近、公私ともにお世話になった先生方が亡くなりました。

先代の恩師で、偉大な歴史家の上田正昭先生(京都大学名誉教授)、私の恩師で、インド学者の菅沼晃先生(東洋大学名誉教授)もお亡くなりになりました。

お二人から頂いた御恩を周りの方にお返ししていかないとと思い、日々精進、歩々直入の毎日ですが、先達の先生方は苦笑いされていることと思います。

ヨーガの道は頂の見えない山を登るが如く、厳しい道だと思っています。
学生の頃、そんな話を先代に申し上げたところ、次のように言われたのを覚えています。

「どの道を選んでも、みな厳しい。違う道を歩んでいることを想像してみろ。
それらはもっと厳しいだろう。そう思えば、この道は随分と有難いぞ。」と。
そう思いながらの歩々直入の毎日です。

雄弘ヨーガの道を歩んでおられる方、これから歩もうと思われている方、
先達の先生方の智慧を踏まえて、一緒に歩々直入いたしましょう。

それが何よりの報恩になると思いました。

雄弘ヨーガはマインドフルネスです

雄弘ヨーガはマインドフルネスです

キラーストレスがテレビで話題になりました。その解決法も幾つか掲げられましたが、その中で際立っていたのが、マインドフルネス。
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ブッタが行っていた、呼吸のみを観察し続け、いかなる判断も下さない。ただ、呼吸を観続けるものとされています。仏典の中でも、心を鎮めるために効果的であると記されています。

この観察法は、息が入りつつあるのをそのまま観察し、出ていく様をまた、そのまま観察し続ける。というものです。いわば、集中瞑想(止)に対して、観察瞑想(観)という仏教に伝わる瞑想の仕方のひとつです。

身体を動かす技法が大きく目立つことから、ヨーガといえば、健康法と思われているようです。そんなことから、心を平安にしたいと願う方は、心の鍛錬として座禅やマインドフルネスを選択し、健康を求められる方は、身体の鍛錬としてヨーガを選択される傾向にあるようです。

ヨーガ本来の意味は「瞑想」で、身体を動かす実践という意味は全くありません。ヨーガの主たる実践は瞑想であり、その手段として身体的な鍛錬と技法が説かれます。ですから、ヨーガはマインドフルネスであることが基本的な条件となります。ナーランダー (1-)

たとえ身体を積極的に動かすヨーガであっても、体操でもストレッチでもなく、身体の動き、身体感覚、呼吸を観察しつつ集中しつつ、マインドフルネスに不動の心を構築していく、そういう精神性を持っているのです。

見え方の違いによって惑わされやすいですが、ヨーガは身体的な動きを伴うマインドフルネスなのです。

骨盤内静脈うっ滞症候群の改善 ヨーガビデオ

先代が京都府立医科大学の泌尿器科と提携して作成したビデオ、「骨盤内静脈うっ滞症候群〜ヨーガの実践〜」です。処方箋を出すと、薬局から薬とともにこのビデオが処方されました。
骨盤内静脈うっ滞症候ビデオ
現在は分からないので、担当した先生にお伺いしてみようと思っています。DVD版にして公式に出版されるといいのですが、、、。

骨盤内静脈うっ滞症候群に対する治療として作成され、横浜の学会でも発表されました(1997年頃)。その論文がこれです。

image 「骨盤内静脈うっ滞症候群 (IVCS) の疫学的研究 新しいIVCS症状スコアー」『日本泌尿器科学会雑誌』Vol. 89 (1998) No.11, P.863-870

陰影~あれから5年~

あれから5年が経とうとしています。P1030288-

震災後1ヶ月頃に記された新聞の記事が印象的でした。

「東日本大震災 「暗さ」「陰影」歓迎するムードへ 東京の夜は明るすぎた」(『産経新聞』2011/4/18)という記事でした。

「節電が暗さに対する日本人の意識に変化をもたらしている。「陰影」という日本建築の概念に光が当てられ、夜の暗さを再評価する機運が出てきた。」というもので、節電によって期せずしてもたらされた街の暗さの意味を見出そうとするものでした。

このことは私も凄く感じていました。東京駅構内は暗く、関西の駅では明るいという明確な違いを何時も目にしていたので、なおさら強く感じたのです。

ある大学教授は、過度に明るい夜間の環境が「人に常に動き回ることばかりを強いて、じっと考える能力を喪失させたことはうたがいようがない」と、言ったそうです。

あれからしばらくは、蛍光灯も半分ほど外されていて、うっすらと暗い陰影を感じたものですが、今はもうすっかりと忘れ去られたようで、今は東京駅も地下鉄も今は煌々と電気が付いています。
あの暗さになれようとしていた都会人も、今はほとんどそのことを覚えていないでしょう。

ヨーガに適した環境のひとつに、視覚的に刺激の少ないことが大切です。
電気を煌々とつけた箇所では、こころが鎮まりにくいからです。
陰影ある環境がヨーガ的といえます。

右肩上がりを必須とする世界観では決して育まれない陰影。
それを忘れてまたもやそこに立ち戻ってしまいそうです。

報道では、5年経っても元に戻れない被災された方々の悲痛の叫びを伝えてます。

陰影は優しさでもあります。

一刻も早い復興を祈念するばかりです。

新年、あけましておめでとうございます。

新年、あけましておめでとうございます。
本年も宜しく御願い申し上げます。

ブログ用年賀文字セット2016

「安心決定」は、仏教でも浄土系の思想の中で使われていた考え方で、阿弥陀如来への信仰によって、こころとからだの絶対的な安心を獲得できた境地のことを表しています。

地獄に落ちることなく極楽浄土に生まれかわれることが決定すると考えられていました。日本には古来より浄土系の思想や情緒が根強く伝わっていて、宗旨をちがえても、多かれ少なかれ私たちの近くにあったものです。今回は、年始にあたりそこからお借りしました。

ヨーガは本来は健康法ではなく、人心を絶対的に安住できる境地に導くための思想と実践です。そもそも、「健」はからだのすこやかさを、「康」はこころのゆたかさを表しています。からだだけではなく、こころとからだの全身的な平和と安穏を表しています。そういう深い意味では、ヨーガが健康法であるという表現もあながち間違ったものとは言えません。

ひとりでも多くの方が雄弘ヨーガに触れることによって、「安心決定」を得、身も心もゆたかになっていくことがこれまでも、そしてこれからもずっと、わたしの願いです。また、ひとりでも多くの優れた指導者を輩出することも目標です。ヨーガの指導者になりたいと思ってられる方には、是非、雄弘ヨーガの指導者になっていただきたいです。

今年は充実した雄弘ヨーガ指導者の養成と超初心者〜シニア向けの講座の設定がすでに決まっています。いままでの規定にこだわらないでダイナミックなヨーガの展開を模索しています。

雄弘ヨーガの呼吸力、身体観、瞑想力によって、世間に「安心決定」をお届けできるように精進したいと思います。

              平成二十八年丙申正月元旦

番場裕之直筆サイン切り貼り作成2015サイト用