今春から、インド産の菩提樹(クワ科イチジク属)を育ててます。これは、お寺の境内にある中国産のもの(シナノキ科シナノキ属)とは別種で、ブッダが涅槃に至ったあの菩提樹です。
これは、熱帯性で、非常に生命力が強く、枝を幹から切って水に浸けるだけで、茎から発根してそのまま子株ができるのです。
熱帯性の樹木には、菩提樹のように発根力のあるものや、ガジュマルやベンジャミンなどのように枝から気根が垂れ下がってそのまま大地に根ざすものもあります。※インドボダイジュ→
大地に伸びようとする根の力は、そのまま上に伸びようとする枝葉の力となり、葉に張り巡らされた葉脈はまた、根を生かす。見ていてそういう生命力を感じるんですが、そこに何ともヨーガ的示唆を感じるのです。
ヨーガでは末端ほど大切にします。一般的には、中心部が大切と考えるかも知れませんが、ヨーガ的にはまったく逆なんですね。
足がしっかりと大地を掴み、地に足が着けばこころもからだも安定して上へと伸びていくことができます。 ※ガジュマル→
また、葉が枯れるときは、その縁や先から元気がなくなって茶色く変色していきます。逆に末端が元気であれば、中心は元気だということです。気のエネルギーがどこまで届いているかということが大切なのです。先端に気が届いていれば、その途中には当然気が巡ったことになるからです。
それは、私たちの場合も同じで、さしずめ、幹は私たちの背骨ですね。幹が育つには大地の根と天に伸びた葉からエネルギーを供給されることが大切なように、私たちの中心軸・背骨がしっかりとするには、やはり手足など末端の充実が大切なんです。



