煩悩即菩提、先代が好んでよく使ったことばです。
この相反するふたつが「即」の関係であるということ。
今回のインドで感じたことのひとつなんですが、時期的なこともあってたいへん暑い時期でした。
お昼も過ぎると、3時をを回るまでは全員休業期、ほとんど外を出歩かなくなります。
それほど太陽の力が強いんです。
インドは暑い国です。いえ、気温もそうなんですけど、それと同等以上に人々の気持ちが熱いんです。それも相当に…
ヴァラナシの友人、インド人ヨーギーなんですが、再会した時の歓迎ぶりは、今までに経験したことのない、特別なエネルギーを感じました。10年ぶりに再会した、ブッダガヤのホテルの支配人の場合も同様でした。
世界中からブッダガヤ大菩提寺に集まる信者の方たち、この信仰心にも相当に熱いものを感じます。
逆にいうとそれだけ、煩悩も強いともいえるのですが、それがとても人間的に思えたのです。
たとえ煩悩が強くても、それを乗り越えようとするエネルギーも相当に強い。
まさに、煩悩即菩提なんですね。
清だけでは成り立たない、濁があるから清となれる、清へのエネルギーとなる、そういう、相反する2極性が即の関係でいる。
これは、ヨーガには濁である煩悩や何かを乗り越えようとする、成し遂げさせる力が半端なく強いということを意味します。
広範囲の周りの人の幸せを願う大願、家族規模の幸せを願う中願、最後に自分自身の願いを託した小願、これらをはっきりと区分して誓願してヨーガを実践すれば、必ず成就する!
逆にいうと、ヨーガには、熱く燃えるような願いが必要不可欠といえるのです。
※色紙は歴史学の大家、京都大学名誉教授の上田正昭先 生が先代にくだされたものです。上田先生は先代の高校時代の恩師。
今は、私が出講する京都アスニーの理事長もされています。



