ヨーガはインドの気候と風土が育んだものなので、当然ながらインド的なものです。でも、雄弘ヨーガはものすごく日本的なんです。
日本人は類稀な美意識を持ちあわせていて、その多くのものは、禅から派生したものといいます。飾りのない簡素さ、単純さを好む傾向も日本人独特なものだそうで、これらのすべてが、禅の理想と符合した日本独自の美的嗜好の表現なのだといいます。
日本人独特のものといえば、「間」という捉え方。寺の鐘の鳴る音と次の音の「間」は、決して割り切れるようなリズムではないのですが、日本人はそうした「間」に関する独特な感受性を持っているそうです。そして、この「間」がこころに響く精神性、内面性を有しているというのです。
呼吸に合わせたアーサナをやっていてると、この「間」に気づかされるチャンスに多々遭遇します。呼吸の出入りについても、からだに感じる緊張と弛緩の波にも、「間」が豊富に含まれているんです。なかなか意識化することは難しいものですが、誰しも、ものすごくスムーズに心地良くヨーガができたと感じることがあると思うんですが、そのとき、まさに「間」を掴んだときなのです。
仕事にしても、会話にしても、何をやってもうまくいかないときは、「間」をはずした「間」の抜けたとき、スラスラとうまくいったときは、「間」に合ったときなのでしょう。
この「間」を掴むように「佛の舞」のように実践することで徐々に我の枠を取り払っていき、最後に自分の核となるもののみが残るとき、その時に「間」を体現できるのだと思います。
雄弘ヨーガは、「間」をたいへん大切にして実践する純日本的で純和風なものなのです。



