こころに潤いを

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コロナ禍で、制約が多く思い通り仕事も遊ぶこともできない昨今。感染者数が減少傾向といっても、緊急事態宣言も延長となり、苦しんでられる人もとても多く、しんどい時期が続きます。

冬の寒さ、乾燥も重なってお肌もカサカサ、心もカサつきがちです。ヨーガはそんなこころに潤いを与えます。

今までしたことのないような深い呼吸をして、縮みこんだからだを伸びのびとしなやかにすることで、こころのカサつきは一気に改善に向かいます。

私が担当している大学生も多くは、授業はオンライン、課題が多く、外出するまもなくパソコンに向かって閉じこもって勉強してきたようです。そんな学生たちには、ヨーガの力が、とてもよく響いたようです。

私の授業にも課題はあります。ヨーガの授業と実践を通じて書くレポートは、課題というよりは、書くことでヨーガの体験を文章化するいわば、「書くヨーガ」。学生たちにはヨーガ体験をとてもいい感性で纏めてくれました。

「ヨーガの成り立ち、歴史的な変化、そしてヨーガの見せかけではなく理論的にも実践の意味を学んだことで、アーサナや調気法のもつ目的やその意味を理解できた」という声がとても多かったのです。

また「体位や呼吸のテクニックだけで実践したよりも、目的やその意味を理解した上でヨーガを体験できた」ことの意味も分かってもらったようです。そうした学生のレポートにいちいち目を通して、個々にワンポイントアドバイスを書くという、結構忙しい時期でしたが、私もすごく勉強になりました。

全回オンライン授業であったにも関わらず、学生のレポートを読んでいると、彼らにもヨーガを通してこころの潤いが出てきたことが読み取れます。このようにヨーガの力は偉大です。心のカサつきに潤いを与え、からだをしなやかに改善するヨーガはとても素晴らしいものなのです。