肌で感じる~震災復興祈願~

IMG_1067新年を迎えて、あれよあれよという間に3月になりました。

ブログ更新も久しぶりです。そうこうしていると、あの日が近づきつつあります。

いろいろと思い出す事が多々あります。世界中が固唾を飲んで事態をも見守っていました。

去年の夏に気仙沼、陸前高田、釜石に行ってきました。
時を経て風化を懸念される現地の方々の気持ちを察しつつ、まだ明らかに残る震災遺構を確認するためでもありました。

気仙沼大島では、5階建てのうち4階までが津波に流されたマンションや津波到達を表す標識など、見て体感してはじめて分かるものが多くありました。まだ残っているのか?と思いつつ、これが震災遺構なのだと合点がいきました。
釜石のかつては港が一望できたホテルの玄関前には、ビルのような防潮堤ができていました。
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2012年に石巻、女川、大川小学校跡を訪れ、心ばかりの回向をさせていただきましたが、その時と比べると明らかに、”箱物”の再興はすすんでいるように見えました。本当の復興は当事者がそう感じるときなのだと感じました。
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まず、3月11日(日)、三重県津市の研修会の仲間と共に鎮魂と誓願を込めて、教典読誦を奉じたいと思います。

一日も早く復興の彼岸に至ることを、こころから念じてやみません。

「念念従心起。念念不離心。」 
  
          合掌