幾重にも重なったご縁~業異熟果~

今年度から早稲田大学のヨーガの授業がはじまった。とうとう、というかやっと始まった感じである。というのも、早大とのご縁はかなり古く、30年以上前に、増上寺の雄弘ヨーガの教室に早大の教授の先生が通われていたことに端を発するので、足かけ30年以上かかった次第である。増上寺看板

その間に、早大人間科学部のヨーガの講義がはじまった。これは、「東洋医学の人間科学」といい、20年経った今でも続いている。また、これがご縁となって、早大のエクステンションセンター(文化教室)の講座が、10数年前に始まった。
これらのご縁がさらに重なって、早大の全学生を対象とする、実践を主とした授業が始まったのである。あの時のご縁が、連綿と繰り返し重ねられた結果のことといえる。ありがたい限りだ。

開講1ヶ月が過ぎ、少しずつ慣れてきた今日、大学から駅まで約10分ほど歩いてみた。その途中で見かけたこの施設。表札を見るとインド大使官邸と書いてある。施設の中を伺いながら、少しずつ記憶が戻ってきた。インド大使官邸

「ここ、来たことがある‼」

記憶のかなり下の層に入り込んでいたため、日頃思い出すこともないが、確かにここは、15年ほど前に、インド大使に招かれて、先代とともにやって来たところだ。

当時は、インド総領事のD.V.モーハン氏と先代がすごく深いお付き合いだったし、大使館の事務官の方も増上寺のヨーガに来られていたことなどから、大使館にも親しくしていただき、招かれることになった。大使官邸の広間で晩餐をご馳走になって、こちらは、アーサナのデモンストレーションを行った。

今日は、その15年前の場に、まさしく「出逢ったのである。」とても晴れ晴れとした心地で、旧知の友に出逢ったような体験だった。増上寺のヨーガ、早大の先生、早大でのヨーガの開講など、何段階ものプロセスを経てできた今日の授業と大使官邸との遭遇。歴史を一瞬にして渡り歩いたような心地であった。

ご縁は幾重にも重なって、また新しく結果を引き起こす。これは、業異熟果にほかならない。

これからも、ひとつひとつのご縁を大事にして今後も歩んでいきたいものだ。