夏を前に何か夏らしいものをと思い、前の連休中にヒマワリの種を蒔いた。花の種を蒔くというのは、小学校で朝顔の種を蒔いて以来ではないだろうか?と思うほど、新鮮な気持ちになった。
近隣の畑に一面で、真っ黄色に咲きわたる菜の花畑を見たのが心を動かせたようだ。そんなヒマワリ畑にしたいと思ったのである。
早速種を入手し、慣れない手つきで地面と植木鉢に植えてみた。「こんな簡単に芽が出るんかいな?」と半信半疑であるものの、説明書きに従って植えた。
種を蒔くと、芽が出るまで待ちきれない。毎日水をやりながら、「ほんまに芽、出るんかな〜」の思いがますます強くなる。それでも約一週間後に、小さな芽を発見した。この一週間は、非常に長く感じられた。
ちらほらと毎日新しい芽が出てくる。その新芽には生命力、プラーナのようなエネルギーを感じる。
「ほんまに芽が出てる!」これは筆舌に尽くし難い、感動的な一瞬だった。
種を蒔かなければ芽は出ない。かといって、蒔けば必ず芽が出るというわけでもない。蒔き方、タイミング、その他繊細な要素が複雑に関係しているようだ。
太陽と水、大地の養分は必須にしても、その他愛情のようなものも必要だろう。さらに目に見えない多くの力が関係しているのだろう。
実は、風雨をしのぐべく室内に置いておいた鉢植えのものは、芽が出たもののモヤシのようになってしまった。明らかに太陽が足りていなかった。それも地面におろして、大きく育つのを楽しみに日々、愛情をかけて水やりをしている。
芽を出して、花が咲いて、その目的を果たすまでは、気が抜けない…。
夏が楽しみだ。



