ご縁~巡り合わせの回廊~

東福寺 (12ブログ用)写真は東福寺の回廊「通天橋」2011年12月撮影

先日、小学校以来の同級生にばったりと出会った。京都市内のバス停でバスを待っていたのだが、丁度そこに「やって来た」のである。先方が先に気付いたようで、満面の笑みで近寄ってきた。一本の回廊で偶然巡り合うようなものである。

そうなると不思議なもので、瞬間的に現在の自分が40年近く前の自分に戻っていく。立場や責任を超越して、小学生の自分に戻るのだ。その時出会った笑みはまさしくあの時の笑みなのだ。タイムマシンに乗って時空を旅するようだ。

関西方面のヨーガのために一週間程滞在する期間に起こったことなのだが、時間的にも空間的にもすごい偶然、確率で起こった珍事だった。他にも京都滞在中に同様の珍事が2件ほど起きている。

巡り合わせというのか、一瞬でも時間がずれていれば、このようなことは起こらなかったに違いない。振り返ると、師匠とのご縁も然り、タイミングが合わなければ、起こり得なかったことは案外と多い。まさに日々は巡り合わせの回廊のようだ。

このように考えると、今まで頂いたご縁は、このような一瞬の迎合によってもたらされたのであろう。もちろん、このような迎合がよく作用する場合ばかりとは限らないが、そうであっても、何らかの意味があるのかもしれない。

今年も残すところ5日ほど。頂いたご縁は大切に、今年を送って新年を迎い入れよう。また新しいご縁が広がるに違いない。