日没を眺る こころが拡張する

日没を眺めた。
はるか彼方に沈みゆく太陽を眺めた。
自ずと眉間と眼球は弛緩し、心も視野も広くなるのを感じる。
こころが拡張していくのだ。

呼吸のリズムはゆっくりと落ち着き、開放感に包まれる。

あまりにも近いものばかり見ていた気がする。

遠くを見ると心が拡張し、小さなことはこだわらなくなる。大海の一滴のように。

普段から日没を眺める感覚を持ち続けたいものだ。

日没を見るチャンスがない場合は、せめて、できるだけ遠くに目線を向けて、壁を透かせてその向こうを見るようにしよう。

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